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緊急手術が開始されました。 時間は 19時。。。
手術開始直前に 仕事帰りの【パラサン】が 病院にお迎えに来てくれたのですが、『パパちゃん、今から手術なんだよ・・・』 と言ったら、目を丸くして 一緒に付き添ってくれました。
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麻酔で寝かされつつあります。
うちでは この麻酔袋に入れられることを 《ジプロックされる》 と呼んでいて、【パパ】の嫌いな場所のひとつ・・・
この子は 普段から あまり効きが良い方ではないのですが、この日は特に 麻酔の効きが悪いのか、いつまでも ジタジタしていました。
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【パパ】は お尻癖が わりと良いほうで、出先でも トイレが無いとギリギリまで我慢するタイプなのですが・・・ この日は 麻酔袋の中でおもらししてしまって、毛が ビショビショになってしまいました。。。 (┯_┯)
『濡れタオルで 綺麗にしてやりたい・・・』
こんなに切羽詰まったシーンに直面しているくせに、私ったら そんな事ばかりが やたらと気になっていました。。。
ジプロックから出されて 麻酔を嗅がされながら 身体にモニターを接続されています。
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『手術の用意で 部屋中バタバタしますので、少しの間 待合室で待機していてください』
そう言われ、待合室へ移動。
その時はじめて 自分が真直ぐ歩けないくらい 足が震えてることに気がつきました。
『あの子は とっても運の強い子だから、きっと きっと大丈夫だよ!』
誰にともなく・・・ たぶん 自分自身に言い聞かせながら、待合室で じっと座ってることができない私は、ぼんやり外で星を眺めながら 呼ばれるのを待っていました。。。
『しるくさん、しるくさん! 呼ばれてるよ!!』
【パラサン】に 大声で呼ばれ、我に返って 手術室に駆け足で戻ると、【パパ】のお腹に 覆い被さるように 作業をしている院長先生の背中が・・・
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『これ見て!』
院長先生に言われて お腹の中から出てきたものを見てみると、信じられないくらい大量のものが・・・
こんなのが詰まってたなんて・・・ そりゃ、辛かっただろうなぁ・・・(x_x)
昨夜の 強制給餌も、結果的には この子にとって 悪影響だっただけ。
よかれと思ってやったことが 裏目裏目に出たことに ショックで目眩いがしそうになりました。
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これが 胃の出口(腸の入り口) に詰まって、栓をしていたものです。
ほんの少しの 堅い物体のまわりに、少しづつ 少しづつ 毛や異物が絡みつき、雪だるまを作る時のように ジワジワ大きくなるのです。
核になるものは 身の回りにある些細なものです。
堅い木片や、プラスティックのかけら、水に溶けない紙類、コードとかのニクロム線の破片・・・
イタズラするときに 口に入れちゃいそうなものが 運悪く胃に滞留し、その後 毛布やお布団をホリホリして 繊維状のものを飲み込んだりすると、お腹の中で 核のまわりに絡みつき どんどん大きくなってしまうんです。
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中身を全部取り出したら、洗浄します。
作業は わりと荒っぽいので、気の弱い飼い主さんは 見ていられないかもしれません。
バキュームの先とかに、肉片が吸いついてくるので 『先生〜! それはちぎってもよいのですかーー!!』 と叫びそうになってしまいます (_
_;)
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胃を 閉じます。
こんなこと言っては申し訳ないんだけど・・・ ここの病院は モニターの接続が甘いので、手術中何度も 《呼吸数0》 《心拍数0》 になったりして、「ピーピー」 危篤の警告音が鳴り響くので 私の心臓のほうが停まってしまいそうになりました。。。
警告音が鳴り響いても、先生や看護婦さんが わりと平気な顔をしているので、『これは モニターの接続が不安定なだけ・・・』 と 自分に言い聞かせながら ハラハラしながら見守っていました。
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胃は縫い易いのか、スイスイ閉じていきます。
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『しるくさん。 これ盲腸ですよ。 大きくて綺麗です』
『そうですね・・・』
(うぅ・・・ 先生・・・ そんなもの出してこなくていいから 早く閉じてやってください (x_x))
写真撮っててどうする! > 私
しかし・・・ 【パパ】のお腹の中は めちゃくちゃ綺麗でした(胃の中身以外は・・・)
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お腹を閉じます。
ご存じない方が多いと思いますが、ウサギの皮は すっごく硬いんです。
今からは 力仕事です。
先生は 一針ごとに 「フンッ!」 と気合を入れて、腕がつりそうになりながら 縫っておられました。
その はみ出た盲腸、ちゃんとしまってね (x_x)
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お腹を閉じ終わりました。
全工程 出血もほとんどなく、輸血などありません。。。
動物って スゴイよ!!
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【パパ】は こんな状態。
手足を ロープで縛られ、磔状態にされていました・・・ (┯_┯)
哀れです。。。
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実は 【パパ】は、手術直前の 検査の最中に、もう一つ痛いことがありました。。。 (┯_┯)
バリウムのレントゲンが終わって、私がプロテクターを外してる間、【パパ】を看護婦さんに預け 抱っこしていてもらったのですが、ママの側から離れたくない 【パパ】が 必死になって暴れ、看護婦さんが 落っことしてしまったの (_
_;)
必死に私の足にしがみつき、慌てて抱き上げたときには 激しい歯ぎしりをして 痛かったということをアピール。
身体全体を包み込んで、『ごめんね、ごめんね。 痛かったね・・・ もう大丈夫だからね』 と さすってやりながら 傷のチェックをすると・・・ 歯が折れてました。
前と同じように 上の前歯がポッキリと、根元から折れてて 血がにじんでました。。。 (
;>_<)
・・・ ということで、お腹を閉じた後に 歯の処置をしました。
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麻酔が効いてるので ええようにされてます (_
_;)
グラインダーで シュインシュイン 切っていました。
辺りには 歯の削れた微粉末と 煙が立ちこめて、何ともいえない やな気分でした (-_-;)
落とした看護婦さんを ほんの少し恨みました。。。
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また 【パパ】は、歯無しウサになってしまいました。
可哀想の二乗です。
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足には点滴が刺さり、口からは出血し・・・ 全身ボロボロです (_
_;)
早く抱っこしてやりたくて たまらなくなりました。
何とか手術中に息を引き取ることなく、小さな身体で頑張ってくれました。
痛かったね。
よく頑張ったね。
えらかったね。
終わったら いっぱい抱っこしてあげるからね。。。
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手術が終わりました。 ふと 時計を見ると、22時。。。
『お預かりしましょうか? お家に連れて帰られますか?』
よくよく聞くと この病院は 深夜は無人になるとか・・・ 誰も付き添いが居ないのなら 家の方がいいに決まってる。
やることといえば 朝まで点滴の管理だけ。 それなら私にもできる。
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