【パパ】の緊急手術 その2 12/08


緊急手術が開始されました。 時間は 19時。。。

手術開始直前に 仕事帰りの【パラサン】が 病院にお迎えに来てくれたのですが、『パパちゃん、今から手術なんだよ・・・』 と言ったら、目を丸くして 一緒に付き添ってくれました。

ジプロックされてます

麻酔で寝かされつつあります。

うちでは この麻酔袋に入れられることを 《ジプロックされる》 と呼んでいて、【パパ】の嫌いな場所のひとつ・・・

この子は 普段から あまり効きが良い方ではないのですが、この日は特に 麻酔の効きが悪いのか、いつまでも ジタジタしていました。

手術準備開始

【パパ】は お尻癖が わりと良いほうで、出先でも トイレが無いとギリギリまで我慢するタイプなのですが・・・ この日は 麻酔袋の中でおもらししてしまって、毛が ビショビショになってしまいました。。。 (┯_┯)


『濡れタオルで 綺麗にしてやりたい・・・』


こんなに切羽詰まったシーンに直面しているくせに、私ったら そんな事ばかりが やたらと気になっていました。。。

ジプロックから出されて 麻酔を嗅がされながら 身体にモニターを接続されています。


『手術の用意で 部屋中バタバタしますので、少しの間 待合室で待機していてください』

そう言われ、待合室へ移動。

その時はじめて 自分が真直ぐ歩けないくらい 足が震えてることに気がつきました。

『あの子は とっても運の強い子だから、きっと きっと大丈夫だよ!』

誰にともなく・・・ たぶん 自分自身に言い聞かせながら、待合室で じっと座ってることができない私は、ぼんやり外で星を眺めながら 呼ばれるのを待っていました。。。


『しるくさん、しるくさん! 呼ばれてるよ!!』

【パラサン】に 大声で呼ばれ、我に返って 手術室に駆け足で戻ると、【パパ】のお腹に 覆い被さるように 作業をしている院長先生の背中が・・・

 

スゴイものが出た!

『これ見て!』

院長先生に言われて お腹の中から出てきたものを見てみると、信じられないくらい大量のものが・・・

こんなのが詰まってたなんて・・・ そりゃ、辛かっただろうなぁ・・・(x_x)

昨夜の 強制給餌も、結果的には この子にとって 悪影響だっただけ。

よかれと思ってやったことが 裏目裏目に出たことに ショックで目眩いがしそうになりました。

これが詰まってたもの

これが 胃の出口(腸の入り口) に詰まって、栓をしていたものです。

ほんの少しの 堅い物体のまわりに、少しづつ 少しづつ 毛や異物が絡みつき、雪だるまを作る時のように ジワジワ大きくなるのです。

核になるものは 身の回りにある些細なものです。

堅い木片や、プラスティックのかけら、水に溶けない紙類、コードとかのニクロム線の破片・・・

イタズラするときに 口に入れちゃいそうなものが 運悪く胃に滞留し、その後 毛布やお布団をホリホリして 繊維状のものを飲み込んだりすると、お腹の中で 核のまわりに絡みつき どんどん大きくなってしまうんです。

洗浄します

中身を全部取り出したら、洗浄します。

作業は わりと荒っぽいので、気の弱い飼い主さんは 見ていられないかもしれません。

バキュームの先とかに、肉片が吸いついてくるので 『先生〜! それはちぎってもよいのですかーー!!』 と叫びそうになってしまいます (_ _;)

胃を閉じます

胃を 閉じます。

こんなこと言っては申し訳ないんだけど・・・ ここの病院は モニターの接続が甘いので、手術中何度も 《呼吸数0》 《心拍数0》 になったりして、「ピーピー」 危篤の警告音が鳴り響くので 私の心臓のほうが停まってしまいそうになりました。。。

警告音が鳴り響いても、先生や看護婦さんが わりと平気な顔をしているので、『これは モニターの接続が不安定なだけ・・・』 と 自分に言い聞かせながら ハラハラしながら見守っていました。

手早いです

胃は縫い易いのか、スイスイ閉じていきます。

ウサの盲腸

『しるくさん。 これ盲腸ですよ。 大きくて綺麗です』

『そうですね・・・』
(うぅ・・・ 先生・・・ そんなもの出してこなくていいから 早く閉じてやってください (x_x))

写真撮っててどうする! > 私

 

しかし・・・ 【パパ】のお腹の中は めちゃくちゃ綺麗でした(胃の中身以外は・・・)

ちゃんとしまってね (┯_┯)

お腹を閉じます。

ご存じない方が多いと思いますが、ウサギの皮は すっごく硬いんです。

今からは 力仕事です。

先生は 一針ごとに 「フンッ!」 と気合を入れて、腕がつりそうになりながら 縫っておられました。

その はみ出た盲腸、ちゃんとしまってね (x_x)

お腹を閉じました

お腹を閉じ終わりました。

全工程 出血もほとんどなく、輸血などありません。。。

動物って スゴイよ!!

磔にされてました

【パパ】は こんな状態。

手足を ロープで縛られ、磔状態にされていました・・・ (┯_┯)

哀れです。。。

実は 【パパ】は、手術直前の 検査の最中に、もう一つ痛いことがありました。。。 (┯_┯)

バリウムのレントゲンが終わって、私がプロテクターを外してる間、【パパ】を看護婦さんに預け 抱っこしていてもらったのですが、ママの側から離れたくない 【パパ】が 必死になって暴れ、看護婦さんが 落っことしてしまったの (_ _;)

必死に私の足にしがみつき、慌てて抱き上げたときには 激しい歯ぎしりをして 痛かったということをアピール。

身体全体を包み込んで、『ごめんね、ごめんね。 痛かったね・・・ もう大丈夫だからね』 と さすってやりながら 傷のチェックをすると・・・ 歯が折れてました。

前と同じように 上の前歯がポッキリと、根元から折れてて 血がにじんでました。。。 ( ;>_<)

・・・ ということで、お腹を閉じた後に 歯の処置をしました。


歯の切断

麻酔が効いてるので ええようにされてます (_ _;)

グラインダーで シュインシュイン 切っていました。

辺りには 歯の削れた微粉末と 煙が立ちこめて、何ともいえない やな気分でした (-_-;)

落とした看護婦さんを ほんの少し恨みました。。。

また 歯無しです・・・

また 【パパ】は、歯無しウサになってしまいました。

可哀想の二乗です。

満身創痍

足には点滴が刺さり、口からは出血し・・・ 全身ボロボロです (_ _;)

早く抱っこしてやりたくて たまらなくなりました。


何とか手術中に息を引き取ることなく、小さな身体で頑張ってくれました。

 痛かったね。
 よく頑張ったね。
 えらかったね。

終わったら いっぱい抱っこしてあげるからね。。。


手術が終わりました。 ふと 時計を見ると、22時。。。

『お預かりしましょうか? お家に連れて帰られますか?』

よくよく聞くと この病院は 深夜は無人になるとか・・・ 誰も付き添いが居ないのなら 家の方がいいに決まってる。

やることといえば 朝まで点滴の管理だけ。 それなら私にもできる。

『もちろん 連れて帰りますよ。 先生!』

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